青色の梅のお花が鮮やか 檜扇四季花のお着物ベア
体長28cm
桜色のラティニモヘアで作りました。
御注文作品のお着物ベアです。
お着物の生地は
鹿の子模様の綸子地
檜扇に橘や梅などのお花が咲いています。
素材:正絹 時代:戦前
赤、青、黄、緑 4色が濃淡12色に染め上げられています。
向かって右側のお袖は大振りのお花。
擦れたように描かれた鹿の子模様が印象的な雰囲気です。
左側のお袖は
梅のお花たちが咲いています。
綺麗な青い梅のお花が目を引きます。
この青色を効き色に決めて、裁断しています。
袖、肩、襟元に
効き色を入れていくと
全体の色彩が纏まっていくようよです。
左袖の梅
右肩の橘
左襟元の牡丹
それぞれ違ったお花でありながら同じ青色を配置しています。
帯揚は右袖のお花と合わせるように
朱色の鹿の子絞りです。
後姿です。
菊と桜の花が表れる帯。
今年お着物ベア作品に加えた新たなデザインの髪飾り
2作目になりました。
藤のお花が揺れます。
この髪飾りの作製は
約8時間。
手のひらにちょうど乗る感じの大きさです。
小さいけれど色々な作業工程があって完成していきます。
舞妓さんがつける豪華な花簪に憧れて
ベアにも素敵な花簪を飾ってあげられたら。。。と思いました。
簪は髪飾り、言い方を変えればヘッドドレス。
ヘッドドレスやお帽子はヨーロッパが起源のものが多いと思いますが
小さく切った布地をつまんだ、つまみ細工の簪は
江戸時代に発達した日本独自の技法なのだそうです。
つまみ細工は 「造花」 ともまた異なる雰囲気ですね。
小さなサイズで限られますが
デザインを広げていきたいです。
ちいさなお友達
羊さん。
シルクの巻き薔薇やビーズなど飾っています。
御注文を、ありがとうございました。